実は、アクションの活動がはじまって
2年ぐらい経った時に、
今後継続していきたいと
強く思わせる出来事がありました。

リンリンという当時4歳の女の子がいて、
僕にすごく懐いていたんです。

6歳のお姉ちゃんと
7歳のお兄ちゃんと
一緒に施設に入っていました。

お母さんはとても良い人で、
出来るだけ
毎週子ども達に会いに来ていました。

数時間したら帰るんですが、
リンリンは毎回大泣きします。

毎回、お母さんと一緒に帰れると思うから。
4歳ですからね。

当時、施設から子ども達に
毎日5ペソ（15円ほど）のお小遣いが
渡されていました。

リンリンはそれを毎日貯めてました。

お母さんが帰る時に
「お金が溜まったら迎えにくる」
っていうから。

すごいと思いましたが、
4歳の子がお母さんと一緒に暮らすために
お金を貯めるなんて
世の中はまちがっている。

そんな子ども達を増やしては
いけないと思いました。

それが今も続いています。

ちなみにリンリンはいま2児の母。

時々会うのが楽しみです。

写真
（中央：現在のリンリン　左下：リンリンの娘　右下：4歳のリンリン）