フィリピンの人口は
2015年に1億人を突破。
経済成長率もここ数年は6 %前後と
高い数字を維持し、
ASEAN諸国の中でも
注目される存在となっています。
マニラ首都圏の中心地では
高層ビルや富裕層むけのコンドミニアム、
ショッピングモールが立ち並び、
著しい経済発展の成果が見られます。
その一方でスクウォッターと呼ばれる
スラム地域は依然として減っておらず、
経済発展の影で
貧富の格差は広がっています。
フィリピンにおける
1日1人当たり1ドル(約100円)で
暮らす貧困世帯は420万世帯。
人口にして2,370万人
(人口の25%)にも登ります。
(*2012年国勢調査)
そして、貧困世帯の世帯主のうち
70%は高校を卒業していません。
そのため、経済発展に伴い様々な企業が
進出して雇用が創出されたとしても、
高校卒業をしてない場合、
その雇用対象に入っていないのです。
貧困の連鎖を断ち切るためには
教育が重要ですが、
両親に安定した仕事がなければ
子ども達にきちんとした教育を受けさせる事は困難です。
子ども達が路上で働いたり、
貧困が原因により育児放棄や
虐待から施設に入る子ども達。
アクションが関わる
多くの子ども達の背景には貧困があります。